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ビットコインやブロックチェーンの技術に衝撃を受け、プログラミングの勉強を開始。現在はPythonを勉強中。

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川上量生著「鈴木さんにも分かるネットの未来」とビットコインの未来予想

川上量生氏の「鈴木さんにも分かるネットの未来」を読みました。

本書は川上氏が弟子入りしているスタジオジブリの鈴木プロデューサーにネットとはなにか、をぼくにも分かるように書いてくれと頼まれたため、ネットに馴染みのない鈴木さんにもわかるように、ネットの歴史や未来について解説しています。

ネット特有の専門用語を使ってハッタリをかますことを川上氏は毛嫌いしているので、平易な言葉で書かれているためネットに詳しくない私でもわかりやすく、腑に落ちることが多かったです。鈴木さんが最後までよんだのか、ネットの未来についてどう思ったのかは謎です。

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コンテンツとプラットフォーム

GoogleやApple、Amazonなどの巨大なプラットフォームがコンテンツを支配していて、プラットフォーム側が圧倒的に有利です。コンテンツは安く買い叩かれ、レベニューシェア(売上分配)の比率、購買情報を握られています。

コンテンツ側が生き残るためにどうするべきか?

川上氏はコンテンツをプラットフォーム化するべきだと指摘しています。

顧客との接点をプラットフォームに依存せずにコンテンツ側が持ち、堀江貴文氏や津田大介氏のメルマガやネット上のファンクラブのような独自のプラットフォームを持つことが必要だとしています。

 

ビットコインの未来予想

川上氏が以前ブログに公開した決定版:ビットコインとは結局なんなのか?はビットコインのエヴァンジェリスト達との論争になり、話題になりました。

Togetterでまとめられています。「ビットコインに関する議論」

本書でも14章の「インターネットが生み出す貨幣」で丸々1章分ビットコインにあてられていて、なんだかんだ川上氏も目が離せないんだなあと感じました。

内容はブログに書いていたことを更に丁寧に解説しています。処理速度、通信費用や電気代などのコスト、データ量の上限とビットコインの駄目な点をビシバシと叩き斬っています。

また取引所での取引はビットコインのネットワークから切り離されたもので、P2Pで管理された仮想通貨ではなく、取引所専用のサーバで管理された独自の仮想通貨のようなものだと指摘しています。

マウントゴックスの破綻はまさにその通りで、結局マーク・カルプレスが偽造したビットコインをみんなが購入していたわけです。

そういう意味で川上氏は金本位制の中央銀行のように、ビットコイン本位制の中央銀行として取引所は機能していると考えているようです。

最も興味深いのは川上氏が今後ビットコインはどうなっていくのか?その未来について予想している部分です。

少し長いですが引用します。
クレジットカード の よう に 便利 かつ 頻繁 に 使用 さ れる ビット コイン が 成立 する と すれ ば、 P 2 P ソフト が 提供 する 本物 の ビット コイン では なく、 取引所 が 提供 する サーバ 型 の ビット コイン と 交換 できる 権利 が、ビット コイン そのもの で ある かの よう に 使用 さ れる よう に なる だろ う という こと です。
これ は 技術的 な 三つ の 決定的 理由 で そう せ ざる を え ませ ん。 決済 時間 が 遅く なる こと と、 P 2 P ソフト では 大量 の 取引 を 同時に 捌け ない こと、 決済 用 の コンピュータ に 要求 さ れる 通信 量 や 計算 量 などの能力 が 大き すぎ て 割 に あわ ない こと、 から です。
最終 的 には 利便性を 考える と、 本来 の ビット コイン の 仕組み は 少数 の マイニング プール と、 それぞれ が ビット コイン 本位 制 の 中央銀行 と 化し た 取引所 間 だけで 使用 さ れる こと に なる のでは ない か という のが、 ぼく の 予想 です。
そういう ビット コイン 本位 制 の 中央銀行 間 が 使用 する、 どちら かと いう と 性能 の 悪い 決済 システム と なっ た ビット コイン は 結局 の ところ、 歴史的 には 政府 から 民間 に 通貨 発行 権 が 移行 する イデオロギー 的 な 大義名分を 与え た 存在 だっ た として 評価 さ れる の だろ う と 思い ます。   そうして ビット コイン が 自慢 する 画期的 な P 2 P の 取引 の 仕組み は、 政府 から 通貨 発行 権 を 認め て もらう までの 方便 として 有効 な 間 しか 使用さ れ ず、 結局 は サーバ 型 の システム に 代替 さ れる 運命 なの です。   まあ、 もちろん、 すべて は ビット コイン が 仮想 通貨 の 本命 として 生き残っ た 場合 の 話 では あり ます。 ビット コイン 以外 の 仮想 通貨 が 同じ よう な位置 を 占める 可能性 も、 もちろん ある でしょ う。 しかしながら、 ぼく として の 本命 的 な 予想 を いう と、 結局、 グーグル、 アップル、 アマゾン の 三社 が 独自 の 仮想 通貨 を 発行 する ため の 踏み台 として、 機能 する こと に なるのでは ない かと 思っ て いる の です。
最終的にはそこか、と思いました。巨大なプラットフォームであるグーグル、 アップル、 アマゾンが独自通貨を発行することはあり得る話で、今後取引所がなんらかの規制を受けることは必然的なので、そういう方向に向かっていくことは十分現実的です。
それよりもStreamiumみたいにニコニコ動画でビットコインを利用できるようにしたら面白いと思いますよ川上さん!
絶対やらないでしょうが。笑

 

 

この本よく売れているみたいです。Amazonランキングでも1位でした。

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